フリーランスWebマーケターの案件の選び方

フリーランスのWebマーケターの案件の選び方

結論、『単価が20~30万円/月ぐらいで、常駐の案件とリモートの案件を1つずつ。合計で50~60万円/月ぐらいの報酬』を目指して案件を選ぶのがいいと思います。

『常駐案件とリモート案件を1つずつ』の理由は、
1. リモート案件は2019年5月現在ではまだ数が少なく参画しづらいため
2. リモート案件にもデメリットがあり、実際に常駐・リモートの両方に参画して、どちらが自分に合っているかを判断するため
です。以下詳細を説明します。

フリーランスのWebマーケターが案件を選ぶときの考え方

重要なのは
①成果や実績が自分のものになり、次の案件につながるかどうか
②リスクヘッジができるかどうか
ということです。

①と②を満たしやすくするために、案件を2つ以上掛け持ちすることをオススメします。
なぜ案件の掛け持ちを勧めるかというと、
1. 報酬の未払いや突然の契約の終了といったリスクに備えるため
2. 成果が出る可能性を上げるため
2. の補足をすると、マーケティングはエンジニアと違い、かけた時間と成果が比例するとは限りません。また、エンジニアと違い、どんなことをやってきたのか以上に、どんな成果を出してきたのか(もしくは出せていないのか)を発注元の企業は見ているからです。

また、僕の経験上、報酬の高さやリモート可能といった条件だけで選ばないほうがいいと思います。
ちょっと大げさかもですが、フリーランスが案件選びに失敗することは死に直結します(笑)。ただ、報酬が支払われないことがあったり、同じことばかりしてスキルが陳腐化したりしてくると命取りです。

これから細かく案件を選ぶときのポイントをご説明します。

案件を選ぶときのポイント

案件を選ぶときのポイントを以下の6つにまとめました。上のものほど重要度が高いです。
①新たなスキルが身につくかどうか
②実績になりそうかどうか、成果が出やすそうかどうか
③経営者や会社が信頼できるか
④稼働日数的に他の案件と掛け持ちできるか
⑤報酬が見合っているか
⑥商材や職場環境が自分と合うか

新たなスキルが身につくかどうか

フリーランスに限らず、IT・Web界隈で仕事をしている人にとって、常に同じことしかしておらず、新しいスキルが身につかないということは長期的に見て自分に仕事が来なくなる可能性が高いです。
マーケターではなくITエンジニアについての記事ですが、人手不足が予想されているエンジニアでさえも、スキルの更新ができない人には仕事が回ってこないことが予想されています。
(参考) IT業界「人手不足」と「大量の人余り」が同時発生 これってどういうこと?

エンジニアが新しいIT技術の習得をしないといけないのと同様、マーケターは新しいチャネルの情報やスキルの習得をしなければ、明日のメシの種がなくなるということも起き得ます。
2019年5月現在では、YouTubeやTikTokといった動画メディアのチャネルが台頭してきており、動画を利用したマーケターの価値が上がっています。
今後、スマホに変わる新しいデバイスが登場したときにいち早くそのデバイスでのマーケティングに精通できるかどうかがフリーランスとして生き残れるかどうかを左右すると行っても過言ではないと思います。

実績になりそうかどうか、成果が出やすそうかどうか

先ほども述べたように、どんな成果を出してきたのか(もしくは出せていないのか)を発注元の企業は見ています。成果を出している人は、マーケティングチャネルや業務内容が多少変わったとしても成果を出せる可能性が高いからです。マーケティングの考え方というのは、マーケティングチャネルが変わったとしても本質的に大きくは変わりません。
また、マーケターの価値は「クライアントをどのくらい儲けさせることができるのか」で決まるので、成果の出せないマーケターには当然仕事は来なくなります。

成果を出しやすいかどうかの判断基準としては、
1. 施策を打つだけの資金力があるかどうか
2. 会社や経営者にWebマーケティングに関する理解があるかどうか
3. 市場はこれから伸びそうかどうか
を見ればいいと思います。
3. を判断するのは難しいですが、
1. は面接の際にときに「御社の広告費はどのくらいですか」や「Webマーケティングの予算はどのくらいですか」といったことを質問すればいいと思います。
2. は面接のときに担当する業務内容について少し詳しく聞いてみればわかります。

また、案件によっては「Webマーケティング全般をまるっとおまかせします」といったほぼ丸投げのものもあります。
この場合、Webマーケティング全般の経験やマネジメントポジションの経験ができるといったメリットもありますが、一方で成果が出にくいというデメリットもあります。
ほとんどの場合、ゼロから立ち上げるのはけっこう大変なので、「これからチームを立ち上げます」というフェーズよりも、「チームはできていて事業も好調なので追加要因募集します」というフェーズの案件のほうがいいと言えます。

経営者や会社が信頼できるか

残念ながら世の中にはいい人ばかりではありません。経営者といってもピンキリです。フリーランスは立場が弱くなりがちなので、ちゃんと報酬を支払ってもらえそうかどうかの確認は必須です。
具体的には、
1. 会社の規模や売上を聞く
2. 売上を聞きにくい場合は、マーケティング予算を聞く
3. ビジネスモデルを理解し、企業が「だれからどのくらいお金をもらっている」かを把握する
といった具合です。特に3. のビジネスモデルの理解は重要です。なぜなら、その企業のお客さんが誰なのかによって、企業の売上や利益が安定しているかどうかといった判断材料になるからです。

稼働日数的に他の案件と掛け持ちできるか

複数の案件を掛け持ちするのをオススメする理由は先ほど述べたとおりです。
世間的には週5日稼働の案件が多いですが、ここ最近は副業解禁の流れもあり、週1、2日~の案件を紹介してもらえるエージェントも出てきています。
詳しくは現役フリーランスWebマーケターがオススメする案件サイト・エージェントをご覧ください。

報酬が見合っているか

知人から案件を依頼された場合に単価の低い案件を引き受けてしまう、という失敗をしがちです。「知り合いだから…」といって報酬の低い案件を引き受けてしまうと中長期的に後悔します。
また、他に単価の高い案件に参画できることになったときに、これまで請けていた単価の低い案件を断らないといけなくなります。そのとき、他の人に依頼するにしても引き継ぎの手間がかかります。
ですので、報酬の低い案件は初めから請けないことをオススメします。

商材や職場環境が自分と合うか

特に広告系のWebマーケティング案件だと情報商材の案件もあります。情報商材がいいかどうかは置いておいて、マーケティングをやる以上、自分が『売りたい』と思える商材かどうかも重要になってきます。自分がいいと思えないものに対しては、マーケティングにも力が入りませんからね…

また、面接の前後で実際の職場を見学させてもらいましょう。リモートの場合でも、実際に経営者や社員の方と会って、フィーリングが合うかどうかの確認をしておくことも重要です。
また、チーム体制がどうなっているか、どのような業務フローになっているかということも、自分のポテンシャルを発揮する上で重要な要因になってくるので、可能ならば参画前に確認しておきましょう。

リモートでの働き方もメリット・デメリットがある

実際に自分がリモートの案件に参画する前までは「常駐よりもリモートの案件の方がいい」と漠然と思っていました。ただ、実際に参画してみると、リモートの案件にもメリット・デメリットがあることが見えてきました。

リモートワークのメリット

1. 自分で働く時間や環境を選べる
2. 働く時間が自由なので、他の案件と掛け持ちしやすい
3. 通勤しなくていい・満員電車に乗らなくていい
個人的には1. のメリットが大きいと思っています。案件によりますが、私が参画している案件だと、無理してまで稼働しなくていいので、ストレスがありません。

リモートワークのデメリット

1. 生活がルーズになったり、仕事の進みが悪くなったりしがち
2. 直接コミュニケーションがとれないので、関係者間での認識のズレが生じやすい
3. 常駐案件に比べると求められる成果のレベルが高い
個人的には1. のデメリットが一番大きいです。さすがに仕事が全く進んでないとクライアントから怒られますが、ある程度仕事を進めていれば何も言われません。その分怠けてしまいがちです。
2. に関しても割と問題でして、自分が思っていたアウトプットとクライアントが思っていたアウトプットがズレていて、作業のやり直しが発生した、ということがあります。常駐に比べると相談もしにくいので(これは心理的な壁があるのかもしれませんが)、コミュニケーションのズレには常に気をつけておく必要があります。
3. に関しては私の感覚ですが、リモート案件は「自由にやっていいけど成果は出してね」というものが多い気がします。そもそもリモートで参画できる案件はベンチャー企業のものが多いというのもあると思いますが、自由度が高い分、しっかり成果を出して期待に応えるということが求められます。

まとめ

これまでの内容をまとめると
1. スキルの切り売りを防ぎ、常に自分のスキルをアップデートする
2. 複数の案件に参画し、リスクヘッジする
ということが重要です。

また、Webマーケティングといえど領域は広く、業務内容も違います。なので、一人ひとりに適した案件の選び方はそれぞれ違うと思いますので、条件が異なる案件に参画して自分に一番合う条件を見つけることもフリーランスとして生きていく上で必要なことだと思います。

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