GitLab.comに登録
GitLabには、クラウドサービス版のGitLab.comとダウンロード型のGitLab CE/EEがある。
個人で開発するならば、GitLab.comに登録すればいい。
まずは、右上の「Register」タブからユーザー登録を行う。
ユーザー情報の入力
または、GoogleアカウントやTwitterアカウントで登録することができる。
Gitのインストール
次に、自分のPCにGitを導入する。ここでは、Windowsでのインストール方法を紹介する。
Git for Windowsのページから、Gitのインストーラーをダウンロードする。
ダウンロードが完了したら、インストーラーをダブルクリックする。
インストール時の設定
Gitで使用するデフォルトのエディターを選択できる。
Gitをコマンドプロンプトから使用できるようにする。
こうしておくと、VS Code内で「Ctrl + @」のショートカットキーでコマンドプロンプトとソースコードの切り替えることで、
すぐにGitコマンドを打つことができる。
これでインストールが完了する。
(参考ページ)
[Windows] Visual Studio CodeでGithub・Gitlab・Bitbucketそれぞれにssh接続する
GitLab.comにSSHで接続する
VS Code内からGitLabへコードをPushできるようにするためには、SSHで接続する設定を行わないといけない。
以下、そのための設定を行っていく。
Win32-OpenSSHのダウンロード
GitLab.comにSSH接続する準備を行う。
Win32-OpenSSHのダウンロードページからZipファイルをダウンロードする。
最新のファイルの32bit版、もしくは64bit版(ほとんどのPCは64bit版)をダウンロードする。
ダウンロード後ファイルを解凍し、フォルダ名をOpenSSHとして「C:\」にコピーする。
環境変数の設定
次に、Win32-OpenSSHへのパスを通す。
コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」を選択する。
システム環境変数の「Path」に「C:\OpenSSH」を追加する。
システム環境変数に新規で変数名「GIT_SSH」、変数値「C:\OpenSSH\ssh.exe」を追加する。
Gitの設定
次にGitの設定を行う。
コマンドプロンプト、もしくはPowerShellを立ち上げる。
GitLabに登録したときのユーザー名とメールアドレスを設定するために、以下のコマンドを入力する。
git config --global user.name "[your_name]" git config --global user.email [your_mail_address]@[your_mail_domain]
Gitで日本語ファイルが文字化けするのを防ぐために、以下のコマンドを入力する。
git config --global core.quotepath false
SSH鍵の生成
ユーザーアカウントフォルダ内に、「.ssh」フォルダを作成する。
以下のコマンドを実行する。
cd C:\Users\[User Name]\ mkdir .ssh
.sshフォルダ内に、公開鍵、秘密鍵を生成する。
以下のコマンドを実行する。
cd .ssh ssh-keygen -t rsa -f id_rsa_for_gitlab -b 4096 -C "[your_mail_address]@[your_mail_domain]"
すると、パスワードの入力を促される。
Enter passphrase (empty for no passphrase): Enter same passphrase again:
何も入力しなければ、パスワードなしとなる。
パスワードを設定したほうがセキュリティは強固になるが、僕は面倒くさいのでパスワードを設定しなかった。
パスワードを設定しない場合は、そのままEnterを押す。
すると、以下のメッセージが表示され、SSH鍵の生成が完了する。
Your identification has been saved in id_rsa_for_gitlab. Your public key has been saved in id_rsa_for_gitlab.pub. The key fingerprint is: [Key Number] [your_mail_address]@[your_mail_domain] The key's randomart image is: +---[RSA 4096]----+ | | | . . | | * o . | | o B B o . | | . O B S + | | .+ O + + . | | ooO =.o o o | | EO.= +oo + | | +o*oo...o | +----[SHA256]-----+
Gitのconfigを追加
以下のコマンドを入力して、.ssh内に「config」というファイルを作成する。
type nul > config
以下のコマンドで、「config」ファイルに設定内容を記載する。
echo Host gitlab.com >> config echo User git >> config echo Hostname gitlab.com >> config echo IdentityFile ~/.ssh/id_rsa_for_gitlab >> config echo IdentitiesOnly yes >> config
GitLab.comに公開鍵を登録
作成したSSH鍵をGitLab.comに登録する。
まず、GitLab.comにログインする。
右上のアイコンをクリックする。
表示されたメニューの「設定」を選択する。
左のメニューの「SSH鍵」を選択する。
表示された画面の「Key」のところに、公開鍵の番号を入力する。
公開鍵の番号は以下のコマンドで表示できる。表示された「ssh-rsa」から始まる番号をコピペする。
「タイトル」のところは分かりやすいものを入力すればいい。秘密鍵のファイル名「id_rsa_for_gitlab」とでもしておけばいいだろう。
入力が終われば、「キーを追加」をクリック。
type id_rsa_for_gitlab.pub
最後に以下のコマンドで、SSH接続ができるかどうかを確認する。
ssh -T gitlab.com
すると、以下のテキストが表示されるので、「yes」と入力してEnter。
The authenticity of host 'gitlab.com ([IP_address])' can't be established. ECDSA key fingerprint is SHA256:HbW3g8zUjNSksFbqTiUWPWg2Bq1x8xdGUrliXFzSnUw. Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
すると、以下のテキストが表示され、SSH接続が完了となる。
Warning: Permanently added 'gitlab.com,[IP_address] (ECDSA) to the list of known hosts. Connection closed by [IP_address] [port_number]
(参考ページ)
【GitLab】SSH認証キー(公開鍵)を登録する
GitLabにコードをPush
まずは、GitLab.com内にプロジェクトを作成する。
GitLab.comにログインした後のトップページで、右上の「New project」をクリック。
プロジェクト名とProject description(任意)を入力する。
そして、「Create project」をクリック。
すると、プロジェクトの作成が完了する。
表示された画面の中ほどに、「Existing folder」というものがある。
そこに書かれたコマンドを実行すれば、GitLab.comにコードをPushできる。
cd existing_folder git init git remote add origin git@gitlab.com:[Project_slug]/[Folder_name].git git add . git commit -m "Initial commit" git push -u origin master
その他参考記事
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